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長野の子ども白書2016 創刊5周年記念号

長野の子ども白書2016 創刊5周年記念号

今回は、親子ネットNAGANOより2名が執筆!!

分類『6子どもと家庭』に、

「親子の絆~たいせつなもの~」下村真知子

「子どもと祖父母の面会交流」堤則昭

乞うご期待!

「2016長野の子ども白書」5月20日発行! 

予約注文受付中!

http://naganonokodomo.jimdo.com/

11月14日土曜日、シンポジム第2弾を開催いたしました。

1114日土曜日に長野市で行った、私たち親子ネットNAGANO主催による2回目のシンポジウム「どうする?離婚 その後の子育て」、無事に終えることができました。
ご来賓の皆様、ご関係者の皆様、会場へ足を運んでくださった全ての方々のおかげです。
誠にありがとうございました。

 

今回は「離婚後の子どもの気持ち」を重点としたシンポジウムとなりました。

子どもにとっての1番の幸せは、離婚をしても、どちらの親からも愛情を受けられることではないだろうか?
私たち親子ネットNAGANOでは、その取り組みの1つとして、「行政の離婚家庭への支援と離婚後の子どもの気持ちとその影響について、長野県の皆様に問題認識をもって頂きたい」ということで、前月の松本に続き、2ヶ月連続でシンポジウムを開催させていただきました。

行政からは前回に引き続き、離婚家庭と面会交流への支援をいち早く行っておられる、兵庫県明石市の泉房穂市長から、明石市の施策についてお話しいただきました。
泉市長は、弁護士のときに様々な事件を取り扱っておられたそうですが、「犯罪被害者や離婚に関わる子どもにおいては、何も守ってくれるものがない」と感じておられたようです。
ご自身にも障がいをもった弟さんがおり、様々な問題に直面してこられた中で、「か弱い者の人権が守られないこの国は狂っている!」とずっと思っていたそうです。
1度は国会議員として、ご活躍もされておりましたが、これらの問題にいち早く手を付けるためにと市長に就かれてから、明石市では様々な養育支援が行われております。
市長の熱い思いがこもったお話に会場中が引きつけられ、改めて市長のお人柄とそのパワーを感じた次第です。

そして、1番に考えなくてはならない「子どもの気持ちと離婚の影響」という観点からは、臨床心理士でもある、大正大学人間心理学科の青木聡教授からお話しいただきました。

青木教授は離婚後の子どもの心理に、長年研究を重ねておられる方で、欧米諸国の充分な面会交流の実績から、
・離婚家庭はひとり親家庭ではない!
・頻繁かつ継続的な面会交流
・必要十分な養育費
・積極的な支援が必要
とお話がありました。

青木教授によると、「離婚しないに越したことはないけれど、離婚や再婚と子どもの環境に変化が起きても、本来の親との面会交流や養育費、愛情が十分にあれば、子どもはその環境の変化の中でもきちんと育っていける」とのことです。
日本では依然として根強い考え方となっている、「離婚したのだから会わない方が子どものため」、「再婚して新しい親ができたのだから混乱させないために会わない方がよい」ということにはならないのです。

 

後半ではパネルディスカッションを行いました。
ご講演いただいた泉市長、青木教授、そして東京都の音喜多駿議員にもパネラーとして参加していただきました。

東京都は、千葉県や熊本県と共に、全国でも数少ない面会交流支援の取り組みを始めている状況にありますが、以前よりひとり親家庭や面会交流支援に関してご尽力されている音喜多議員より、東京都の取り組みを通じてのご意見をいただくことができました。また、その後も、会場の皆様からの質問に対して、パネラーの方から貴重なアドバイスを頂戴したり、東京都目黒区の竹村雄尉(ゆうい)議員にもご自身の思いをお話しいただきました。

 






以上のことを行った今回のシンポジウムでは、実際の施策や研究結果に基づき、もっともっとこの問題を知ってもらい、改善していこうという狙いがあります。
これを行うためには、長野県内をはじめ、行政関係者のお力が必要となります。
県内からも、長野市議会から北沢てつや議員、寺沢さゆり議員、安曇野市議会から増田望三郎議員、小林純子議員にお越しいただくなど、関心を持っていただいております。
子どもが両親から愛され育てられる機会を守っていける世の中に、日本はこれからでも変わらなければなりません。

しかし、法や行政が変わっていくまでには、まだ時間を要します。
泉市長も音喜多議員も仰っていましたが、今できる行政の支援は、両親の葛藤状態が比較的低めの状態であることが前提なのです。
子どもの幸せについて、まず同じテーブルにつかなければ支援を利用する話し合いにもならないからです。

 

となると、高葛藤状態の両親の場合は

この問題に今後も継続して取り組む上において、親子ネットNAGANOとしても避けられない大きな課題です。
このために、「面会交流支援団体として、親子ネットNAGANOがある」と言っても過言ではありません。
例えばDVや虐待と、子どもへ直接影響のある場合。面会交流支援団体を利用し、面会方法の取り決めと親自身へのペアレントトレーニングを行うことで、安全な面会交流の機会を保証することができます。
親子関係を1から築いていくことを目的に支援を行っているからです。
どのような状態の両親であっても、1番の子どもの幸せは、お父さんとお母さんの子どもへの気持ち次第ではないでしょうか。
今あるルールの中でできること、それはやはりお父さんとお母さんの愛情次第なのではないでしょうか。
そんなお父さんお母さんの思いに、全力で応え支えていき、これからも活動し続けていきたいと私自身、改めて実感しました。

泉市長は、以下のように仰っていました。
「そろそろ悪口を言うことはやめませんか?みんな根底にある思いは一緒なのです」
これは明石市で行っている犯罪被害者の支援に関して、様々な団体と関わり意見交換をした市長が、団体によって被害の大きさや小ささで揉めている現状を目の当たりにしたことが根底にあります。
どんな事件であろうと、大切な家族が亡くなったことに変わりはなく、その悲しみに事件の大きさや小ささは関係ないということなのです。
私たちのような、離婚・別居後の子育て支援団体においても、意見や方針の違いはもちろんあります。
しかし、皆、根底にある思いは同じはずです。
最も優先すべきことは、子どもの幸せを守ることです。
多少の違いはあれど、思い1つにしたら大きな力になるということなのです。
それは、お父さんとお母さんにも通じることではないでしょうか。
子どもにとって、世界でただ1人のお父さんとお母さんなのですから。
子ども自身が、愛されたい、守られたいと深く願っているのも、その2人なのですから。

離婚したら会えなくても当たり前、もうやめませんか。

 

10月1日木曜日、第1回シンポジウムを開催しました

第1回シンポジウム、無事に終了いたしました!!

 

10月1日、松本市勤労者福祉センターにて、「離婚・別居・再婚家庭の子育て支援」をテーマに、初めてのシンポジウムを開催しました。県内外から多くの方々にご参加いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
今回は”行政としての支援は何ができるか?”がメインテーマということもあり、多くの行政関係者の方々のご参加がありました。

シンポジウム前半では、いち早く行政としての支援策を展開している兵庫県明石市の泉房穂市長を講師としてお招きし、実際に行われている明石市の施策について講演していただきました。

弁護士経験のある泉市長は現在の日本の民法に子どもの権利がないこと、離婚の際の親同士の揉め事に子どもの気持ちが蚊帳の外にされてしまう現状に疑問を抱え、自ら市長となりこの問題に取り組む決意を為されたそうです。

様々なケースのある離婚問題に、行政がどこまで関われるか?はとても大きなテーマではありますが、まず少しずつでも行政がこの問題に取り組む姿勢があることで親である大人たちの意識に響き、離婚問題における子どもの気持ちに寄り添う子育てができる社会になっていけることを願うばかりです。

また明石市を見習い、この施策を取り入れている市町村も増えているようです。

 後半のパネルディスカッションでは、親子ネットから現在の民法766条とハーグ条約について、離婚件数と面会支援を受けている件数の現状、親子断絶防止法に関しての説明があり、その中で現状抱える面会交流と養育費に関しての問題、当事者の抱える葛藤などの説明をいたしました。

そして質疑応答では、明石市長をはじめ、一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センター理事の古市理奈さんにパネラーとして参加者の方からの質問に答えていただきました。

明石市長は実際に行政として行われている支援策に関連してのご回答、古市さんは実際に面会交流支援をなさっている経験からのご回答、どちらもとても貴重なご意見が伺えました。

たくさんの参加者からご質問をいただき、関心が高まっていることをとても感じました。

実際に調停委員に携わっている方も、「調停の場で子どもの意見が反映されることはない」と残念そうに仰っておられました。

少しずつではありますが、世の中の関心も高まり、この問題に取り組む社会になってきています。

1人でも多くの子どもが、そして親たちが、苦しむことなく、より良い親子関係が築ける社会になるよう、私たちも活動を継続していく所存です。

 

たとえ両親が離れて暮らしても、、

子どもが両方の親と自由に会えるために・・・親子の絆と子どもの権利を守るために、私たち親子ネットNAGANOも参加しています。